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雑木林で植物を保護する

 苗畑開設当初は、植え付けたエゾヤマツツジ、サラサドウダンなどの枝枯れがひどく頭を悩ましていました。あるとき、隣接する雑木林を散策していると、苗畑内では正常に育たないキタコブシが何本も育っていたのです。この林は厳寒から自分の芽を守るとされるカシワが卓越しており、、冬でも葉を落とさず、春の芽吹きのときにやっと落とします。落ちた葉はつぶれずにかさかさと乾いた音をたて簡単には腐りません。そのことが自然に発芽した苗を寒さや乾燥から守っているのではと考えました。

 

 そこでこのなかの一角を地主さんから借りて、育ちが悪い先ほどの苗や半日陰を好むハクサンシャクナゲを植え付けたところ、問題なく越冬して順調に育ったのです。その後、ここを地主さんから購入、切り倒して畑にしなくてよかったと思います。

 

 

 最近では、より耐寒性の乏しいツリバナの苗をここに植え、苗畑の露地苗と比較試験したところ生育に大差がついています。比較計測はしていませんが気温にはあまり差がなく、防風効果に違いがありそうです。また林内は保湿性と遮光性に優れているため、弱った苗の養生のも効果絶大です。

 

 さてここの主人公であるカシワは、主に治山用として幼苗が栽培されていますが、緑化業界では大きいサイズの生産はこのところ皆無に等しい状況です。取引先から「辺りの野山にはないの。やぁ、1本でいいんだ、1本で。」しかし程よいサイズと品質のものを集めるのは難しくなってきました。先日、園内のど真ん中で生えていた苗に気づかず、あわてて不要な下枝を除去しておきました。カシワは枝が太いので先送りしていると商品価値が著しく低下するからです。来春になって2〜3カ所根切りしておけば「1本でいいんだ1本で」にお応えできそうです。

 

 

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