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早春の花はしたたかに

雪が融け4月になるとスプリングエフェメラルたちが主役。キクザキイチゲもそのひとつで、庭の隅でアジサイやヤマゴボウの枯れ枝の隙間から一気に咲き誇ります。

 

 

 

それから2ヶ月も経たないうちに、アジサイの葉が展開し始め、ヤマゴボウの株がたくさんの茎を伸ばすと、キクザキイチゲの葉は黄変して枯れてしまいます。しかしこの短い時間で栄養を蓄え、自らの命を来年に繋げています。このしたたかさとたくましさに驚かされます。

 

 

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ハナミズキの怪

 長年、庭管理をさせていただいている岩見沢市内のお宅でのこと。今年はハナミズキが奇妙な花を咲かせました。北アメリカ東部原産で、日本のヤマボウシと同じく、花弁のように見えるのは葉が変形した総苞で、その中心にある緑色の塊が花序です。よくみるとひとつひとつが花の形をしているのがわかります。この赤花は園芸品種で、白花より耐寒性が劣るといわれ、岩見沢では育つ環境が限られていると思います。庭をリニューアルした際に、出来るだけ適した場所に移したのが幸いして、3年ほど前からやっと少しずつ開花するようになりました。

 

 

 今年は様子がおかしく、4片のうち2片が散ったのかなと思うものがほとんど。よく見ると何と2辺が極端に小さく不完全な形をしています。原因がわかりません???

 

中心部の緑色の部分がひとつの花で、それが集まった固まりになっています

 

花は小さめで、葉が展開してから写しました

 

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20年後のエリカ

 初めて庭を造ったのは1999年。当時はまだカタカナのガーデニングという言葉がない時代?でしたが、奥さんが洋風の庭にしてほしいとのこと。生産していたジューンベリー、エリカ、コンコロールモミ、アルベルティアナコニカなどのコニファー類、アズキナシなどの樹木と芝を配置。宿根草は奥様が選び、ご主人と一緒にレンガを敷きながら植えていただきました。

 さて、それから20年後のエリカはどうなったでしょうか。花後に伸び過ぎた枝を毎年刈り込んだおかげで、形が崩れることなく今年も見事な花を咲かせていました。嬉しいですね!なかなか出来そうで出来ない管理作業ですが、植物は正直です。

 

春咲きエリカのスプリングウッドホワイトとミルトンルビー。白花のほうが優勢ですね

 

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少雪に惑わされた冬

 

記録的な豪雪と少雪が隣り合わせ

 

 厳寒期の積雪が少ないとき、越冬させる樹木が被害を受けることがあります。今年は道内全域でそういった年になったかもしれません。岩見沢では1月中旬に該当する寒候年のデータをグラフで掲載したところこんな結果に。積雪深さは過去60年で最も少ない52cmを記録しました。(従来の最低は64cm)

しかし、様々な気象データを駆使している気象庁でも、市町村単位での詳細な気象予測は出来ません。知りたい地域について植物の越冬に関係する気温、積雪深、風などは自分で地道にデータを蓄積するしかありません。単にハーディスナンバーで語るのは危険ですが、2003年以降は、少しでも北海道の実情に近づけようと多雪地域と少雪地域別にゾーン分けを行っています。

 

岩見沢ではこの10年間に極端な記録(2002年、2020年)に惑わされました

 

園芸指導者の思い違い

 

さて、園芸指導者K氏のブログ(1月23日付け)によれば

季節外れに園内にある健全なバラ苗の囲いをはずし、春遅くまで分厚いグラスウールで囲い直し、苗が蒸れるかどうかを試すとありました。苗がよくなることを目指す処置ならともかく、悪くなるのも辞さないような試験はいかがなものでしょう。

 

(1)園内の苗は岩見沢市・市民の財産だと思います。まずは自分の庭か自社で行い、その結果を利用する手順が常識では。(2、3年前にブログを通じ、園内テストガーデンの活用を提案したのですが。)

 

(2)何故この時期になってから行うのか理解できません。外部からの「刺激」を受け、準備不足のまま慌てて実施した様子が伝わってきます。一貫性のない思いつき・ピンポイント的試験では得るものが乏しそうです。「蒸れ」云々については、まず消費者(ガーデナー)に役立つ情報を提供するのが最初では。

 

(3)なお、私が今まで行ってきた冬囲いの試験では、消費者の皆さんと同じく市販されている資材を使っています。

 

いずれにしてもこのバラ園はリニューアルして7年目。残念ですが、その当時を語れる職員さんは全員退職されました。バラの栽培方法も落ち着いてほしいものです。今年のバラに期待しましょう!

 

雪が解け、いつもの通りイチイの根元に福寿草が・・・

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植物の越冬対策(1)

 今年は全国的に雪が少なく、北海道でも様々な障害、被害が出始めています。耐寒性にやや難のある木本性の常緑樹は厳しい状況かも知れません。個人の庭で、今まで処置を全くしていない場合は、緊急対策として、少ない雪をかき集め、気休め程度でも図のような方法を考えましょう。ときどき追加しながら、降雪を待つことです。比重の小さい自然降雪は、植物に余計な負荷をかけず、断熱効果も期待できます。

 

たとえば、背丈が低い常緑のラベンダー、エリカなどに、条件次第で効果が期待されます

 

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